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  • 2022.10.14
  • 自動車の豆知識

ポルシェの歴史を知ろう

ドイツ南西部のシュトゥットガルトに本社を構え、スポーツカーとレーシングカーを中心に開発・研究を続けている、言わずと知れた高級自動車メーカー、ポルシェ。

ポルシェは、かつて自動車メーカーではなくフェルディナント・ポルシェによって設立されたデザイン事務所だったということを知る人は少ないのではないでしょうか。また、彼は、フォルクスワーゲン・タイプ1を設計した技術者としても知られています。

時代を経ても色褪せないポルシェのフォルムは今も世界中の多くの車好きから愛され、人々を魅了しています。そこで今回は、車好きが最後に行き着く車はポルシェとまで言わしめるポルシェの歴史について、書いていきたいと思います。

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①創設者フェルディナント・ポルシェと911誕生

②ポルシェ356からF1初快挙まで

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①創設者フェルディナント・ポルシェと911誕生

・1875年

オーストリア・ハンガリー帝国領ボヘミアにフェルディナント・ポルシェ誕生

・1984年

ウィーンで電機メーカーのベラ・エッガーに就職

・1989年

ローナーに転職、電気自動車開発

・1900年

ローナーポルシェを開発、パリ万博に出展

・1909年

長男フェリー・ポルシェ誕生

・1917年

ウィーン工科大学から名誉博士号を授与

・1931年

ドイツのシュトゥットガルトでポルシェ事務所を独立開業

・1934年

ドイツ政府の依頼を受け国民車の設計を開始

・1936年

国民車が完成、フォルクスワーゲンの源流となる

・1948年

オーストリアでフェリー・ポルシェ設計の356生産開始、自動車メーカーへと発展

・1951年

創業者フェルナント・ポルシェ死去

息子フェリーが後継者となる

・1964年

356の後継車として911を発売開始

・1969年

VWとエントリーモデルの914を発売、新設したVW-ポルシェ販売株式会社で販売

 ②ポルシェ356からF1初快挙まで

・1948年

ポルシェの名を冠した最初のスポーツカー「ポルシェ 356 No.1 ロードスター」が誕生

「356SL」がル・マン24時間レースにおいてクラス優勝

・1953年

「550スパイダー」デビュー

・1956年

創立25周年記念と同時に1万台目の「356」を生産

イタリア行動レースタルガ・フローリオで「550Aスパイダー」が初の総合優勝

・1960年

「718 RS 60」がタルガ・フローリオとセブリング12時間レースで総合優勝

・1964年

前年に「356」の後継モデルとして開発されていた「901」を「911」と名称変更し量産を開始

・1978年

フラッグシップモデルとして「928」発表

・1981年

「911」の後継車として「944」発表

・1985年

F1で初のドライバーズ・タイトルとコンストラクターズ・タイトルを獲得。F1に参入して21年目での快挙となる

いかがでしたでしょうか。創業から90年以上経つ中で、今もなおドイツの自動車メーカーとして高い名声を獲得し、世界中のファンを魅了し続けているポルシェの歴史についてお話しました。